PTA本部役員と校長先生での本部役員会について

先日、PTA本部役員と校長先生で本部役員会を実施致しました。校長先生とのお話の中で、以下のようなお話が出ましたので、ご報告です。

(1)運動会について

先月実施された運動会、3年ぶりに運動会という名称で無事に実施できたということ、そして、運動会についての保護者アンケートで多くのご意見をくださり、次年度以降の参考にしたいとお話になっていました。その中で、特に組体操を見たいという要望が多かったようです。校長先生としては、皆さんの想いを大切にされたいようですが、組体操については現在、安全性の観点から実施が難しい状況になっているようです。というのも、数年前に組体操の事故が連続して発生し、組体操の是非が議論されるようになって以来、教育委員会等からも組体操の実施については控えるようにと指示が出ているようです。これについては、保護者の皆さんに現状をしっかり説明する必要があるとお話になっていました。

(2)読書環境の整備について

また、先日行われた学力調査の結果によると本校の子供たちは、読書好きが多く、ご家庭でも数百冊単位の本に囲まれて生活している子供が多いそうです。そういった環境から、読書時間が全国に比べても長いという結果が出ているとのことです。学校でも読書がよりよくできる環境を整えるため、後期から休み時間に図書室を開放したり、デジタル図書館の無料トライアルを始めたりしたとのことです。本好きという千駄谷小学校の子供の実態に沿った取り組みを通して、良い点を一層伸ばしていきたいと話されていました。

 (3)タブレットの破損について

 千駄谷小学校は、授業でのタブレットの活用が区内でも相当進んでいるとのことです。先日は、全校朝会で、5年生がプレゼンテーションソフトを活用しながらフィンランド研修の様子や自身の考えについて資料を示しながら、効果的に説明するなど、千小の子供たちのプレゼンテーション能力、伝える力の高さも本校の強みだとのお話がありました。しかし、最近気になっているのが、タブレットの破損率の高さなのだそうです。それだけ、しっかりとタブレットを活用しているという裏付けではあるのですが、一因としては、児童机の広さが十分でなく、教科書、ノート、筆箱とともにタブレットを机に置くとどうしてもタブレットが落下し、液晶画面などが割れてしまうなどの事故が多いとのことでした。

 現在、児童机用の拡張天板というものがあるようで、それのトライアルを行い、効果を確かめているとのことでした。子供たちにとって、よりよい環境で学ばせてやりたいという校長先生の熱い想いが伝わってきました。

(4)学校の頼もしいサポーターである保護者・地域について

 最後に、千駄谷小学校に赴任して地域や保護者の皆さんの学校に対する熱い想いをひしひしと感じるとお話になっていました。学校を地域の方々が愛してくださり、今後もそれにこたえられるように努力していくということ。そして、地域とともに子供たちをよりよく伸ばしていきたいという思いが強くあり、今後も皆さんの協力を是非お願いしたいとお話になっていました。

 PTAとしても、保護者会の日程について配慮をしてほしいなどの要望を直接伝えることができました。PTAとしても今後も学校と連携して子供たちのよりよい環境を整えていきたいと考えております。会員の皆様におかれましては、引き続き、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。